徒然なる日常

日々の行動を備忘録代わりに記録します。

直江津捕虜収容所

http://www.city.joetsu.niigata.jp/uploaded/attachment/133720.pdf

先日、高田図書館のイベントで、上越日豪協会会長 近藤芳一

さんの、直江津の捕虜収容所の話を聞いてきました。

700人位の収容者のうち、60人位のオーストラリア人が亡くなってるそうな。割合高すぎ。。

 

海外では直江津捕虜収容所は最悪と有名らしく、今世紀に入っても本が出版されたそうです。

上越にとっては不名誉な黒歴史なので、知らない人も多いと思う。近くの信越化学、日本ステンレスで強制労働。

比較として、オーストラリアのカウラ捕虜収容者が取り上げられているのが、この講演の秀逸なところでした。

比較対象を用いずに、ただ単に直江津の悲劇を伝えるだけでも、もちろん意味は有りますが。。

オーストラリアでの捕虜収容所では、ジュネーブ協定に基づき、強制労働は無し。

しかし、「死して虜囚の辱めを受けず」の日本兵は脱走し、ほとんどは自殺、銃殺された。

カウラの人たちは、日本人をいたみ、日本庭園を作り、跡地か、墓地だったかを、日本領にしたそうな。

収容中のオーストラリア人の日記は日本人の看守が検閲する日記と、本音が書かれた秘密の日記が有りました。講演当日は子どもも来ていたので、ショックだろうということで、後者は紹介されず。残念。

日本人の看守のうち、8人は戦犯として処刑。

看守の手記も展示されていましたが、虐待はしていない、無実だという主張もありました。

近日、直江津平和記念公園の建物内も見れる催しがあるそうなので、行ってみたいと思います。

強い平和志向を持っているわけではないですが、知ること自体は好きな自分です。